神社名
早池峯神社

御祭神
瀬織津姫命

例祭日
8月17日

鎮座地
〒028-3606
紫波郡矢巾町大字土橋字新山野40

連絡先
019-697-3847(宮司宅)

由緒
 本神社は古より土橋地域、また地域を越えて崇敬されている。社地広大にして樹木繁茂した参拝者をして崇厳の気に満たす。本殿の後方に神跡あり、岩石三個即ちこれなり。しかし往昔社殿なき時代の斎場と推察せられ、当地方稀に見る古跡である。未だ社殿なき神社の昔を今に存せり。
 土橋村広田連治祖先宗実なる者漢学修行のため早池峯山に籠り、文学を研究し、その後天文二年(1533)八月十七日社殿を建立す。明治十二年(1879)十二月村社に取据えられた。
<略縁記>「そもそも新山大権現の本地と申し伝え奉れば、人皇五十代桓武天皇延暦十四年(795)乙亥三月十七日当山に三人の姫神天降りましまし新山と申すは、古き松杉苔むし老木の枝にはつる草生茂り、かすかに洩月の見える、木魂ひびき鳥声あたかも深山幽谷の如し、南に北上川底清く水音高くして御手洗水の雲井に栄え、登る月影浪に光を浮べ北は千尋に余る萩薄生い繁り、是を名付けて新山野と申すなり。四方青垣山にして宮殿棟高く・・・」略。
 この縁記は天保十年(1839)に当社再建の際写されたものである。