神社名
秋津神社

御祭神
秋津彦命

例祭日
9月7日

鎮座地
〒028-3627
紫波郡矢巾町和味字大白沢28

連絡先
019-697-3847(宮司宅)

由緒
 本神社は、大白沢山麓にあり、和味・北伝法寺・煙山・室岡・太田・白沢・北郡山の八ヶ村御高三千石、百六十五町歩の水田を灌漑している。大白沢川が飛瀑を作りながら北麓を流れ、欝蒼とした老杉が、その渓畔を覆う。そして社側より教条の清泉が湧き、大自然の神秘造化の神の威力を感じる仙境である。
 書上げと由緒によると、創立は文治五年(1189)源頼朝の命によって水利関係の村において奉斎させたとある。元文年中(1736-1740)に書上げの南部領寺社修験本末支配には正徳年中(1711-1715)の勧請とある。
 往古は大白沢清滝大明神、あるいは単に滝明神と称し、旧八月十七日、水利関係の村で祭典を執行した。
 宝暦十四年(1764)六月には藩主利雄公の命による官営の堂宇大修理をした。明治三年(1870)祭神を秋津彦命として秋津神社と改称し、同四年(1871)村社に昇格、例祭日を九月七日と定め和味北伝法寺の産土神とした。
 大正九年(1920)に基本財産蓄積規定を制定し神饌幣帛供進神社に指定されている。