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神社名
水分神社

御祭神
水波能売命

例祭日
9月10日

鎮座地
〒028-3444
紫波郡紫波町小屋敷字新在家2

連絡先
019-673-7903(志和古稲荷神社)

由緒
 現在の祭神は「水波能売命」であるが、藩政期には「水分稲荷大明神」と称し、本地仏は十一面観音で、稲荷の祭神は「宇迦之御魂命」である志和稲荷古稲荷と共に志波の三社稲荷と称され、歴代藩主は厚く信仰し社領の寄進もされ、天保五、六年(1834、1835)には近傍住民の出役による稲荷街道をも開通されている。
 維新の神仏分離令により「水分神社」となり、明治十年(1877)の岩手県管轄地誌には「郷邑産土神」として祭神を「水分之神」と書き上げている。さらに同十二年(1879)の神社明細帳には祭神を「水波能売命」と書き改めて現在に至っている。
 それ以前の記録では宝暦九年(1759)の御領分社堂には「水分大明神」とあり、棟札に寛永元年(1624)四月八日、用水繁昌之為建立と記載されている。
 当神社には里宮があり、室町期以降江戸期の懸仏が数枚藩政期後の棟札も多数現存している。
 祭典は昔からあった里宮で春・秋祭を行い、例祭にはここを安住所として氏子の奉祀による御輿の御渡がなされ、盛大に執行されている。