sizume

神社名
鎭岡神社

御祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)

例祭日
5月28日

鎮座地
〒023-1101
奥州市江刺岩谷堂字五位塚179

由緒
 安永風土記によれば称徳天皇(764~)の御代に勧請されたとある。「延喜式」神名帳に記載されている延喜式内社であり、律令国家当時は、神階を授かり、祈年祭には国幣を預かる官社であった。
 鎭岡の社名は、「天神地祇八百万神遥拝所岩清水八幡宮公文所」と表記し版行された軸物、奥の細道随行した河合曽良「旅日記」の行脚予定路の中などに散見する。
 とりわけ、前九年・後三年の役の後、亘理権太夫経清と安倍頼時の娘との間に生まれた藤原清衡公は、神仏信仰厚く、豊田城を構えた際、当神社の社殿を修築、天下太平・武運長久祈願のしるしとして荘園献納、宝庫を建立、武具一式を奉納したと伝えられる。
 菅江眞澄(三河国・国学者)が天明五年(1784)から3年間岩手を旅行した。その記録である日記「けふのせはのの」「岩手の山」に当社の記述がある。
 廃藩置県で江刺県を置いた際、郷社に列せられたが、後、一郷一郷の制により、明治六年村社となり、昭和二十年再度郷社に列せられる。

 延喜式内社 江刺郡一座(神典・延喜式巻第九)
 陸奥国一百座(内岩手14座)
 境内に菅江眞澄の歌碑(岩手県内四)菅江眞澄標柱(県内一)がある