神社名
蛇ケ崎神社

御祭神
豊玉姫命

例祭日
旧9月1日

鎮座地
〒029-2207
陸前高田市小友町字谷地館164番地


由緒
 元暦元年(1184)及川掃部守重綱氏により勧請する。蛇ヶ崎は小友町の東端海岸にあり、風光明媚はもちろんのこと、広田半島・碁石岬・綾里岬・五葉山・氷上山を一望に眺めることのできる唯一の場所である。
 歴史・伝説も豊富で、荒波に浸食された魔の瀬洞が神社の下にあり、平家の落ち武者がそこに逃げ、只出部落のサユリという娘が朝夕、小舟でその洞に行き武者を世話をしていたら、そのうち源氏に知れてしまい、その洞に源氏が行ったとたん大波が来て、源氏の人達は波にさらわれ死んでしまったと言われている。現在でもサユリ波と畏れられている。
 また、樹齢八百年の黒松の皮が点々とはがれているが、それは、人間に追われた大蛇が爪の跡を残しながら海に入って行ったと伝えられている。その黒松は神霊の宿る木として現在も拝まれている。