神社名
長嶺神社

御祭神
猿田彦命

例祭日
8月10日

鎮座地
028-7301
八幡平市松尾4-60


由緒
 長嶺神社は長者屋敷とも呼ばれ、奈良朝の時代、高丸悪路の子、登鬼盛の居城にして世に登鬼盛長者屋敷とも呼ばれる。登鬼盛は掠め集めたる財宝の取締役であった。
 名家神子田多賀康の姫岩花、家宝お釜と共に幽閉せられし場所にして、御釜屋敷とも呼ぶ。
 天朝の命による坂上田村麻呂征夷大将軍の節刀を受け、悪運つきここに亡落す。かたわらに湧きいづる霊泉清水にて将軍が血染の太刀を流い清めたるが故に太刀清水ともいう。境内の岩場から湧きいづる神秘的な清水は”岩手の名水20選”にも認められる程である。
 水不足の際、お釜の水をかきまわすや降雨疑いなしと言い伝えあり、春の花見、8月の長嶺神社例祭、秋の紅葉たけなわなる頃はもとより、長者屋敷清水の御利益を願う人々の絶える事はない。